Nagoya Web3 Hackathon で Tezos のチュートリアルを行いました

I had “Block chain and how to build Tezos DApps” tutorial at Nagoya Web3 Hackathon organized by Nagoya Web3 Society, using SmartPy and Taquito. It was very challenging for me to cover from the very basics of blockchain to how to use these Tezos tools in a limited time (about 100mins), but the participated teams had smalll but nice ideas to implement in the later session.

先日、名古屋大学Web3研究会主催の Hackathon で Tezos で DApps を書くためのチュートリアルを行いました。

ブロックチェーンの基礎から Tezos の紹介、そして SmartPyTaquito を使って DApps を構築する話まで二時間弱で行うのは正直大変でした。しかし、チュートリアル後、参加チームの方々が時間内に面白そうな Tezos プロジェクトを考えつき、少しコードも書き始めたようでしたので、なんとか受講者の方にもお伝えできたのかなと思います。

ハッカソン自体はまだ続いていて、後日成果発表会があるそうです。何か小さくても動くものが出てくると、大変嬉しいです。

今回は道具として

を選びました。

Temple はブラウザ拡張としてワンクリックでインストールできるので普段から使っています。SmartPy IDE との Beacon を通さない native 連携もあったので選びました。

SmartPy は Python という知られた言語であること、 IDE があり、そこでテストケースが書け、チェーンへのデプロイができるということから選びました。LIGO も検討しましたが、現時点ではデプロイやコントラクトの呼び出しがブラウザではできません。限られた時間でのチュートリアルでは、ブラウザ上で説明が完結するシステムが非常に便利です。

Taquito は TypeScript での Tezos オフチェーンプログラミングライブラリです。スマートコントラクトの状態を調べたり、ウォレットを通じてスマートコントラクトに署名付きデータを送信したりが手軽にできるようです。私は TypeScript やそれをどう React と組み合わせてブラウザで動かすのかよく知りません。ですので紹介だけにとどめましたが、 node.js 関連の使い方は参加者の皆さんの方がよくご存知のようでしたので助かりました。

私は Tezos ブロックチェーンのノードの実装を専門としており、DApps 開発について、そこまで知っているわけではないためチュートリアルをさせていただくのは非常に僭越かつ challenging でしたが、大変勉強になりました。