HashHub Tokyo で Tezos ハンズオンを行いました

本日、東京の HashHub で「Tezos ハンズオン」を行いました。

HashHub は東京本郷にあるブロックチェーン特化したコワーキングスペースで、ブロックチェーン関連イベントなども定期的に開催されています。今回はこのHashHub様のスペースをお借りしてハンズオンを行いました。大粒の雨の中、申し込みをされた方の大半に参加いただきました。ありがとうございます。

内容は前回の大阪での Tezos ハンズオンを踏襲、改良したものです。2回目なので講義する方は慣れがあってよりスムーズにできたと思います。

前半は Tezos ブロックチェーン技術を概観しました:

ちょっと話題が繰り返しになっているところがあり、整理する必要がありますね。

後半は Tezos のテストネットを使った演習を行いました:

今回も稼働中のテストネットである Alphanet を使った実習を行いましたが、幸い全くトラブルなくスムーズに実習できたと思います。 場所と環境をご提供くださった HashHub様には御礼申し上げます。

ブロックチェーンのネットワークは落ちないのが当たり前、とはいえ、外部環境に依存している実習は常にストレスがあります:

  • 落ちないはずのネットワークがその時に限って落ちている
  • 寸前にプロトコルのアップグレードなどがあり、ネットワークは動いているが手元の環境が古くなっている
  • ブロックチェーンは問題がないが、会場のWifi、ネットワークプロバイダが落ちている
  • 外部に依存しているツール、今回は Faucet や fi のウェブサイトが落ちている
  • 自分が用意したノードが落ちている、遅い

今や実習を受ける方の環境は Docker でほぼ統一して動くようになりましたが、ネットに何か一つ問題があると実習が全くできなくなるので毎回薄氷を踏む思いです。(繰り返しになりますが今回、HashHub様の環境は全く問題ありませんでした。)

今回は、イベント数日前から、使おうと思っていたシンガポールのノードがたまにとても遅くなって 更新がたまに5分かかったりするということがありました。このマシンはサーバ中のVMで、さらに ディスクがSSDではないので、他のインスタンスで私の仲間が何かディスクを使った重い仕事をすると ノードのパフォーマンスにもろに影響が出るようでした。そこで日本にもう一つノードを建てておいて、 ハンズオン当日に調子の良さそうなノード(日本の方でした)を選んで受講者の方に接続して いただきました。

外部の問題を避けるために実習を完全なローカルサンドボックス環境で行うことも可能ですが、 ローカルさんドボックス用のツールが欠けていたり(今回は fi のサイトやブロックエクスプローラ) しますし、実際に世界中にあるP2Pネットワークと通信しているという醍醐味が無いのが欠点です。 この辺りを改良して、ネットの調子が良ければ外部サーバにつなげて実習、 問題があればサンドボックスで、と臨機応変に対応できるハンズオン環境を作らなきゃなあと思いました。

このようなハンズオンは、これからも定期的に開いていきたいと思いますので、ご興味がある方は是非弊社までご連絡ください

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